



御祭神 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
経津主命(ふつぬしのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
比売神(ひめがみ)
場所 奈良県奈良市春日野町
世界遺産
今からおよそ1,300年前の奈良時代(8世紀)に、神山である御蓋山(みかさやま、=春日山)のふもとに御社殿を造営し、四柱の神々をお祀りし、平城京と日本国の安泰、国民の幸せを願ったのが始まり。藤原氏の氏神でもある。
全国に3,000社余りある春日信仰の総本山。
武甕槌命(たけみかづちのみこと)は、天照大御神が大国主命に対して国譲りを迫った最後の使者として遣わされた雷神、軍神、剣の神。役目を見事に果たして、国譲りをなした。経津主命(ふつぬしのみこと)も武甕槌命に同行して、国譲りの交渉を共に行った軍神、剣の神。
武甕槌命は、常陸国(現在の茨城県)の鹿島神宮から白鹿の背に乗って御蓋山に降臨した。よって、春日大社では鹿は神の使いとして大切に扱われるようになった。現在、1,200頭の鹿が一帯に生息している。
天児屋根命(あめのこやねのみこと)は、天照大御神が岩戸隠れの際に、岩戸の前で祝詞を唱えた神。中臣氏および藤原氏の祖神(おやがみ)として知られる。
比売神(ひめがみ)は、天児屋根命の妻。天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめのみこと)のこと。
御本殿で四柱の御祭神を拝むのとは別に、御蓋山浮雲峰遥拝所がある。武甕槌命が白鹿の背に乗って降臨した御蓋山頂上の浮雲峰には本宮神社があり、その社に向かって拝礼する。実際の頂上付近は禁足地として入山が厳しく制限されている。
春日大社は20年に一度の式年造替を行う。30万坪の広大な境内には、62社もの摂社・末社が勧請鎮座している。多くの摂社・末社も含めて、年間に2,200回以上の祭事を行う。
特に御本殿の例祭である「春日祭」(3月13日)および摂社である若宮の「春日若宮おん祭り」(12月15~18日)が有名。






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