この人とやったら不幸になってもえい

　2025年春夏のNHK朝ドラ「あんぱん」の中のセリフ。作・脚本は中園ミホ。漫画家・やなせたかしと妻の小松暢をモデルにした物語。
　主人公若松のぶと妹の朝田メイコとの会話（高知弁）で、
メイコ「うち、好きな人がおるがやけんど」
のぶ「メイコはその人にどうしてほしいがで」
メイコ「振り向いてもらいたい」
のぶ「振り向いてもらえたら？」
メイコ「お嫁さんになりたい」
のぶ「お嫁さんになれたら？」
メイコ「決まっちゅうやろ、その人と幸せになるがやき」
のぶ「幸せになれるかどうかは、分からんで」
メイコ「エッ」
のぶ「幸せになるかどうかより、この人とやったら不幸になってもえい。それが本当に好きやということやないろうか」