サントリー白州蒸留所


山梨県北杜市白州町。1973年竣工。
ウィスキー「白州」と「天然水」南アルプスを製造。

 2025年9月8日(月)に、工場見学ツアーを予約して訪問した。工場見学は、サラリーマン時代に会社の職場旅行で行った時以来で、今回は個人旅行として2回目の工場見学だった。2023年に施設をリニューアルしたそうで、様々な建物が前回とは少し異なっていたように思う。
 相変わらず「白州」は美味く、フルーティで、木の香りがして、すっきりとした味だった。スコットランドではこの味を作ることは考えられないだろう。外国のウィスキーはスモーキーさが強く、そのため味に強さ・辛さがあるものが多いが、「白州」はさっぱりとした透明感がありながら、しっかりとした旨さがあり、私は大好きだ。このようなウィスキーは日本人しか作れないのでは無いだろうか。和食と一緒に飲めるウィスキー。
 白州蒸留所は、森の中にある工場で自然が豊かだ。ウィスキーの試飲が最大の喜びだが、工場内を散策することも楽しい体験だと気付いた。今回はその時間が無かったが、次回はぶらぶら歩いてみたい。
 施設内のレストランの食事も美味しかった。ピザ、パスタ、サラダやつまみを食べ、「白州」を飲んだ。

 唯一の問題は、車で行く事になるので帰りは必ず妻に運転してもらうことになり、彼女に不満がたまる可能性があることだ。飲めない見返りをうまく見つけないといけない。(別の良い場所に寄るとか・・・)

 モルトとは大麦麦芽のこと。モルトウイスキーとはアルコール発酵させる原料として大麦麦芽だけを使ったウィスキーのこと。これに対して、グレーンウィスキーは、とうもろこし、ライ麦、小麦などを主原料として、それに大麦麦芽を加えてアルコール発酵させたウィスキー。
 シングルモルトウィスキーのシングルとは、単一の蒸留所で作られたモルトウィスキーのこと。「白州」はシングルモルトウィスキーであり、白州蒸留所で作られた大麦麦芽100%のウィスキーを混ぜて製造されたウィスキー。シングルモルトウィスキーは、そのほかに「山崎」、「余市」、「宮城峡(みやぎきょう)」がある。後ろの2つはニッカウヰスキー。「宮城峡」は宮城県仙台市青葉区に蒸留所がある。
 サントリー「響」は、ブレンデッドウィスキー(モルト原酒とグレーン原酒を混ぜたウィスキーのこと)であり、京都府の山崎蒸留所・山梨県の白州蒸留所のモルト原酒と、愛知県知多蒸留所のグレーン原酒をブレンドして製造されている。
 サントリー「知多」は、とうもろこしを主原料として、知多蒸留所のウィスキーのみで作られたシングルグレーンウィスキーである。


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