




群馬県北東部に位置する山域の総称。カルデラ湖を伴う複成火山*)。
*)複成火山:一つの火口またはごく近接した火口から、休止期を挟んで複数回噴火を繰り返して形成された火山。日本の現存する火山の多くが複成火山に分類される。成層火山とも言う。
最高峰は黒檜山(くろびさん)1828m。他に駒ケ岳、地蔵岳、荒山(あらやま)、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山がある。またカルデラ湖として、大沼(おの)、小沼(この)がある。
日本百名山。上毛三山のひとつ(他は榛名山、妙義山)。
2026年1月31日(土)
山行時間 3h58min(休憩時間48min含む) 距離 4.9km のぼり 548m コース定数 12 ふつう
2026年3回目の登山。シン・Reborn人生の登山25座目。8人チームで登った。
おのこ駐車場まで車。駐車場からチェーンスパイクを付けて登山開始。黒檜山に登り、そこから駒ケ岳に回る。駒ケ岳からおのこ駐車場に下った。
チームでスタッドレスタイヤ/タイヤチェーンを装備している車保有者が、リーダーと私しかいなくて、人数が多かったために、リーダーの車1台では足らず、私の車を出すことになった。私はずっと静岡で暮らしており、本格的な冬の道を車で走った経験が皆無。仕方が無いので、前日の1月30日は、タイヤチェーンの取り付け/取り外しの練習を何度も行った。意外と力がいるし、地面に這いつくばる必要もあり、練習だけでくたびれた。
当日は、集合場所を5:30に出発。おのこ駐車場に9:00に到着。前橋市街地までは普通の道だが、赤城山駐車場に行くために山に入り登っていくと、道路脇には雪があり、最後のおのこ駐車場付近は全部雪に覆われていた。どこかでタイヤチェーンを付けなくてはいかなくなるのではないか、と冷や冷やしながらゆっくりと運転したが、幸運にも駐車場まで冬用タイヤだけで問題なく走ることができて、ホッと一安心した。
上州で有名な赤城おろし(北西からの強風)が強く、気温も低い(-12℃)中、赤城山の最高峰 黒檜山まで登った。雪はそれほど多くなくて(およそ5cmくらいの積雪)、登山道は人によって踏み固められているので、足が雪に埋まる心配も無かった。
過去に群馬県に暮らした人がメンバーにいて、群馬県は雪はほとんど降らず、その代わり空っ風が強いとの話をしていたが、まさにその通りの気候を実感しながら登山した。
ときおり、風が弱くなる時間や場所があると、空は晴れているので日差しが暖かく感じられてホッとした。
黒檜山から駒ケ岳に行く途中の見晴しが良い場所からは、南は広大な関東平野(群馬県市街地)、東は日光の山々が見えた。また、赤城山の一部である大沼、小沼の全容が眺められた。大沼では湖面の氷上にたくさんの釣り人(わかさぎ釣り)のテントが見られた。沼の氷の厚みは20cmくらいだそうだ。わかさぎは上手な人で100匹くらい釣れるそうだ。
アイゼンまでは必要なくて、チェーンスパイクのみで終始歩くことができた。赤城山は群馬県人のこころの故郷のような場所らしく、県民のレジャー地として、非常によく整備されているので、登山道を分かりやすく、歩きやすかった。
下山後に大沼の湖畔にある食堂でわかさぎフライ定食を食べた。新鮮で脂ののったわかさぎ(食堂の主人が毎日釣ってきている)がとても美味しかった。
今回の山行は、普段は出さない自分の車を運転し、しかも不安でいっぱいの雪道走行だったので、すべての行程が終わって無事に帰宅した時は、いつも以上に達成感・充実感があった。
赤城山はご存知 国貞忠治のお芝居の舞台になった場所でも有名。この山が全国的に有名なのはその所為である。国貞忠治の話と、群馬県の平野部から赤城山連峰がくっきりと美しく見えることもあり、群馬県民の誇りの山とのこと。
国定忠治(1810~1851:江戸時代後期)侠客*)。
*)侠客(きょうかく):義侠心を持ち、困っている人を助け、権力に立ち向かう人物を指す。日本では、江戸時代以降に賭博や喧嘩を渡世とする人々を指す美称として使われた。
上野国佐位群国定村(現・群馬県伊勢崎氏国定町)で生まれる。41歳で刑死。
天保の大飢饉(1833~1837)で農民を救済した侠客として、講談・浪曲や映画、新国劇、大衆演劇などで題材となった。特に新国劇の「国貞忠治」は劇団の財産となり、繰り返し上演された。
有名なセリフは以下。
「赤城の山も今宵限り、笑まれ故郷の国貞の村や縄張りを捨て、国を捨て、可愛い子分のてめえ達とも、別れ別れになる首途(かどで)*)だ」
(子分のセリフ)「ああ、雁が鳴いて、南の空へ飛んで往かあ」
「心の向くまま足の向くまま、あても果てしもねえ旅に立つのだ」
(子分のセリフ)「親分!」
「加賀の国の住人小松五郎義兼が鍛えし業物(わざもの)、万年溜(まんねんだめ)の雪水に浄めて、俺にゃあ、生涯てめえという強い見方があったのだ」
*)首途:旅立ちや新しい生活の始まりを意味する言葉。「門出」とも書き、意味は同じ。
















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