


京都市右京区御室大内。真言宗御室派総本山。世界遺産。
仁和4年(888年)宇多天皇によって建立された。天皇自身も譲位後に出家し仁和寺に入寺し、崩御されるまでこの地に住まわれた。明治維新まで皇族が住職を務めた門跡寺院の筆頭。
意外と巨大な寺院であった。「旧御室御所」と呼ばれ、皇族のお住まいを兼ねる門跡寺院だけのことはある。境内には、寺のエリアと御所のエリアが別れて構成されている印象を受けた。
南側から二王門をくぐって入ると、左手直ぐにかなり広い御所庭園があり、美しく、華やかで、趣のある宸殿、書院、庭園が広がる。
御所庭園を出ると、広い幅の参道を中門まで進む。中門を入ると、今度は寺のエリアとなり、多くの建物がある。
・金堂(国宝):御本尊の阿弥陀如来坐像が安置されている。また、須弥壇背面には「五大明王壁画」がある。五大明王とは、中心に不動明王、左側に金剛薬叉明王(こんごうやくしゃ)と降三世明王(ごうざんぜ)、右側に軍荼利明王(ぐんだり)と大威徳明王(だいいとく)である。
・観音堂:御本尊の千手観音菩薩、脇侍に不動明王と降三世明王、眷属*)として二十八部衆、さらに風神・雷神、合計33体を安置する。僧侶の修行の場。通常は非公開だが、千手観音の手から紐が伸びており、その紐の端が観音堂の外の柱まで繋がっており、外から観音様に祈りをささげられる。
*)眷属(けんぞく) 主に付き従う人や生き物。従者、家来、取り巻きの者。
・御影堂(みえどう):御本尊は真言宗の祖師である弘法大師空海。
・一願不動尊:沓掛不動尊ともいう。一願成就の不動明王が安置。湧水をお不動様にかけて心の底から願えば、望みを一つだけ叶えてくれる。
・五重塔
・経堂
・九所明神:寺の北東 鬼門の守りに置かれた明神様。石清水八幡、伏見稲荷、下鴨神社、上賀茂神社など京都中の神社九社の神々を祀っている。
・霊宝館:寺の本尊である阿弥陀三尊をはじめ絵画、工芸、古文書など多方面の資料を収蔵しており、春・秋の2回一般公開される。(私が訪問した時は閉館)
仁和寺と言えば、「徒然草」の中で寺の僧侶の失敗談・こっけいな話が何話か出てくるので名前は有名であるが、実際に訪れたのは初めてだった。歴史が古くかつ皇族が住職という点で格式が高く、敷地もとても広くて立派な寺であることに感動した。


































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