

漢字では、鎌切、螳螂、蟷螂と書く。右の2つは「かまきり」以外に「とうろう」「たうらう」とも読む。
カマキリ科の昆虫の総称。
夏から初秋にかけて我家の庭に出現する。これを庭で見かけると、改めて夏になったと感じる。
ただし、カマキリは秋の季語。
カマキリは雌が雄を食べるという理由からあまり好きにはなれない昆虫だが、意外と身体が華奢なので、手足を折らずに五体満足で大きくなってくれと願いながら眺めている。
「蟷螂の斧」ということわざがある。
弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ。無謀で身の程をわきまえない行いをする事のたとえ。
「荘子」の中に記載され、カマキリが馬車の車輪に立ち向かう寓話が由来。
我が家の庭のカマキリは、あまり居場所を変えないので、そこに行くといつも会える。最初に見つけた時よりもだいぶ大きくなり、色も茶色くなり、貫禄がついた。
またカマキリの生活圏に、脱皮の跡も見つけた。カマキリは生涯で6~8回脱皮するそうだ。写真のような見事な脱皮痕は、実は初めて見た。


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